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アスロックS-line

「アスロック」をスリム化した低層専用パネル

パネルは 600 mm 巾を標準とし、長さは最大 4000 mm まで対応可能です。表面仕上げは、現場塗装仕上げや接着剤による現場タイル張り(胴縁工法のみ) にも対応できます。

特長

ローコスト

厚物系押出成形セメント板「アスロック」をスリム化した「Sライン」は、軽量鉄骨下地による自立壁工法や胴縁工法により、低層建物に適した工法を標準化しました。「アスロック」の仕上がり感そのままに、ローコストを実現しました。

2次シールを標準化

ローコストでありながら、シーリング材による1次シールに加え、EPDM半連続発泡体による2次シールを標準対応し、止水性能を向上させています。

2次シールを標準化

優れた遮音性

外壁防火構造群の中で、「Sライン」は優れた遮音性能を発揮します。また、コインシデンス効果による特定周波数での透過損失の低下が見られず、遮音性能は安定しています。

多様な仕上げが可能

「Sライン」は、パネルの曲げ剛性が強く、長尺品(最大 4m)が可能です。表面の仕上げは、「アスロック」で人気の素地仕上げ(ナチュリアル)をはじめとし、塗装仕上げや接着剤による現場タイル張り(胴縁工法のみ)にも対応できます。

工法

自立壁工法

自立壁工法は、低層建築物の外壁向けに開発した、耐震性・安全性・施工性に優れた工法です。「Sライン」と軽量の専用下地材(C型鋼材)及びNPクリップにより軽量化と工期短縮を実現しました。

自立壁工法

胴縁工法

パネルの留付けは、側面の小口形状を利用して専用金物を引掛け、胴縁にステンレス製ビスにて締付けることによりしっかりと固定します。穴あけなど現場におけるパネル加工を極力へらすことにより、粉塵や端材の発生を抑えます。一般の胴縁を用いる外装材と比較し、Sラインは曲げ剛性が強いため、胴縁ピッチを最大 1820 mmまで広げることが可能(胴淵ピッチ 1820 mm で防火構造認定を取得)です。従って、壁に必要な下地コストを削減できます。

性能

※認定番号をクリックするとPDF形式の認定書と別添をご覧いただけます。
※認定書類は「認定書」「別添」から構成されます。「別添」の書類の中で「消し線および×付け」で訂正されている箇所がありますが、この訂正されている書類は国土交通省発行の正式な認定書「別添」です。確認申請などに提出する場合、この書類のみが有効です。

項目 性能 試験方法など
素材比重 1.9前後 JIS A 5441「素材比重、含水率
及び吸水率試験」に準拠
含水率(%) 8以下
吸水率(%) 16以下
曲げ強度(N/mm²) 15.0以上
ヤング係数(N/mm²) 2.5*104前後
平均熱伝導率 0.36 JIS A1412-2 による
平均熱貫流率 3.85 平均熱伝導率を基に計算により算出
難燃性 不燃 (NM-1240 発熱性試験およびガス有害性試験による
耐火性 自立工法 縦張工法 防火構造
PC030NE-0083
-
横張工法 防火構造
PC030NE-0082
-
胴縁工法 縦張工法 防火構造
PC030NE-0080
-
横張工法 防火構造
PC030NE-0079
-
耐凍結融解性 300サイクル
異常なし
JIS A 5441「耐凍結融解性試験」に準拠する