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アスロックNeoを安全にお使いいただくために

アスロックNeoを安全にお使いいただくために

押出成形セメント板「アスロック」は、ノザワ独自の技術で開発した押出成形セメント板で、耐火性、耐震性、耐候性などに優れた建築材料です。これらの性能を充分に発揮させ、安全に長期間ご使用いただくためには、適切な設計と、それに基づく施工と、正しいご使用が不可欠です。
以下に記載の「設計上・施工上・維持管理上の注意事項」を、お守りくださるようお願いします。

設計上の注意事項

アスロックは耐火認定に適合した品種を、適合した部位に使用してください。

アスロックは、外壁・間仕切壁(いずれも非耐力壁)用の材料です。 屋上目隠し壁・屋上庇・ルーバーなどにご使用の場合は、必ず弊社にご相談ください。 屋根、床(専用開発品を除く)、柱・梁被覆(合成耐火被覆構造を除く)などには使用できません。

アスロックは耐力壁として使用できません。

アスロックは、外壁・間仕切壁の非耐力壁として開発した材料です。そのため、耐力壁が求められる部位には使用できません。

コンクリート型枠などに使用しないでください。

コンクリートの側圧に耐える設計になっていても、その後の変位追従阻害による内部応力発生などにより、破損する恐れがあります。

アスロックの長さは、設計荷重に基づいた許容支持スパン内でご使用ください。

許容を超えると、アスロックが破損する恐れがあるほか、たわみによるシール切れで目地部分から雨漏りをする恐れもあります。

大きな集中荷重・衝撃荷重を受ける場所には使用しないでください。

設計時に予測していない外力が加わると、アスロックの破壊など重大な支障が発生する恐れがあります。

アスロックは、両端のみを支持する「単純梁構造」で取り付けて下さい。両端部と中間部を支持する「連続梁構造(3点支持)」は、非推奨工法(原則禁止)とします。

内部応力の発生や、面内・面外の変位に追従できず、破損する恐れがあります。

エキスパンションジョイントでは、充分な隙間寸法を確保してください。

地震時にアスロック同士がぶつかり、破損・脱落する恐れがあります。

常時土または水と接するような湿潤する箇所には、使用しないでください。

強度や耐久性の低下とともに、場合によっては破損する恐れがあります。

万一発生した漏水や結露水は、アスロック内に滞留しないように排水経路を設けてください。

中空端部を塞いだ場合、下部の水抜き機能が不充分な場合は、アスロック内に水が滞留して常時湿潤する結果、反りや亀裂などの不具合が発生する恐れがあります。

アスロックを構造体に直接ボルト縫いしないでください。

変位吸収ができずに、留付部に亀裂などの不具合が発生する恐れがあります。

アスロックの反りやたわみを、拘束するような納まりはしないでください。

アスロックは、表裏の温冷乾湿の差により内外にわずかに振幅しますが、これを拘束すると内部応力の発生により、破損する恐れがあります。

タイル仕上げでのサッシ枠との取り合い目地部は、サッシとタイル間だけでなく、サッシとアスロック間でもシールして下さい。

漏水の原因になります。

設備開口を設ける場合は、必ず強度計算を行ってください。また、欠き込み加工は極力さけていただき、欠き込んだ場合は目地を設けてください。

極力、アスロック中央部での開口や欠き込みが無いように、割り付けを調整してください。アスロックの残り寸法が小さい場合は、地震時などに破損する恐れがあります。また、欠き込み部分には目地を設けてアスロックを分割してください。

物理的・化学的に有害な影響を受ける恐れのある場所には、使用しないでください。

強度や耐久性の低下とともに、場合によっては破損する恐れがあります。
施工上の注意点

開口部には適切な補強鋼材を設け、構造体に支持させてください。

補強鋼材が強度不足の場合は、開口部が破損する恐れがあります。

天井材がアスロックにぶつからないよう、振れ止め等の措置を講じてください。

地震時に天井材がアスロックにぶつかり、外部に押し出されて破損・脱落する恐れがあります。

アスロックに、アンカーやビス等で看板・樋・機器・備品を取り付けることはやめください。

アスロックが破損して機器・備品が落下し、負傷する可能性があります。

フラットパネルに、モルタルによるタイル張りや、モルタル仕上げを行わないでください。

仕上げ材料が脱落する恐れがあります。

タイル張りは、タイルおよび張り付け材料がアスロックの目地を跨がないようにしてください。

アスロックの反りや変位に追従できず、タイルが剥離または落下する恐れがあります。

タイルロック間目地にシーリング材を充填する場合は、タイルロック表面にシーリング材が付着しないように養生してください。

タイルの接着力不足により、タイルの剥離や落下の恐れがあります。

現場でのアスロックの保管は、雨が掛からない所で保管してください。

水がかりのある場所に保管する場合は、必ず防水シート等でアスロックを保護してください。アスロックが吸水すると、表面の美観を著しく損なう恐れがあります。

現場での切断加工は、切り過ぎないように充分注意してください。

強度低下とともに、アスロックの破損など重大な支障が発生する恐れがあります。

アスロックの留め付けには、適切な段差の専用金物(Zクリップ)を用い、ボルトのトルク値は15~20N・mを標準としてください。

局部変形などにより、留付部に亀裂などの不具合が発生する恐れがあります。

Zクリップのボルトは、ルーズホールの中心に位置するよう取り付けてください。また、Zクリップ周りを、モルタル等で固めないでください。

面内層間変位に追従できず、留付部に亀裂などの不具合が発生する恐れがあります。

塗装等を行う場台は、セメント建材専用のシーラーを塗布してください。

シーラーをせずに塗装等を行うと、塗膜のはがれ等の外観不良を起こす恐れがあります。

アスロック裏面に吹付けロックウールを吹く場合は、セメント建材専用のシーラーを塗布した後に吹いてください。

アスロック裏面が吹付けロックウールの水分を吸収し、部屋内側に反る恐れがあります。

寒冷地でアスロックを外壁として使用する場合は、裏面に結露が発生しないように、部屋内側に断熱材を設けてください。

断熱材は、柱・梁・開口補強材などの部分で不連続にならないようにしてください。アスロックが過度の結露水を吸収すると、凍害などの不具合が発生する恐れがあります。

施工に関しては、力夕ログ・ハンドブック・施工要領書などに従い、正しく取り扱ってください。

維持管理上の注意点

アスロックの留め付け金物には、触れないでください。

アスロックが落下して、負傷する可能性があります。また、留め付けボルトを抜いたり、留め付け金物の位置を変えると、元に戻すことはできません。

アスロックに開口を設けることは、おやめください。

アスロックの破損片が落下し、負傷する可能性があります。開口を新たに設ける場合は、必ず建設業者または弊社にご相談ください。

アスロックヘの機器・備品の取り付けは、おやめください。

アスロックが破損して機器・備品が落下し、負傷する可能性があります。機器・備品をアスロックに取り付ける場合は、必ず建設業者または弊社にご相談ください。

アスロックの目地シーリング材の定期的メンテナンスを怠ると、漏水事故につながるほか、アスロックにも少なからず悪影響(反り、亀裂など)があります。

シーリングの打替えは、「公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)」に従い、行ってください。

工場塗装品は、低汚染型の製品であっても定期的なクリーニングが必要です。

クリーニングを行わないと、汚れが付着して取れなくなる場合があります。また、クリーニングは水拭きとし、溶解力の強い溶剤・強酸・強アルカリ系の洗浄剤は使用しないでください。

アスロックを使用した建物を解体または改修する場合は、アスベスト含有の調査を行ってください。

2004年以前の施工では、アスベスト含有品を使用している場合が有り・石綿障害予防規則に基づき、事前調査が義務付けられています。

寒冷地でアスロックを外壁として使用する場合は、裏面に結露が発生しないように、部屋内側に断熱材を設けてください。

断熱材は、柱・梁・開口補強材などの部分で不連続にならないようにしてください。アスロックが過度の結露水を吸収すると、凍害などの不具合が発生する恐れがあります。